植物園
カンツバキ
1.分布:自生地はなく交雑種で、本州、四国、九州に植栽され、幹は直立または低く分枝し、高さ3mぐらいになる常緑低木です。
2.花:12~3月に紅色で半八重咲きの花を開きます。
3.特記事項:サザンカの変種で適湿、温暖地を好みます。
公園や庭園樹、街路樹等として使われ、園芸品種が多数あります。
モクゲンジ
1.分布:本州(日本海側、宮城県、長崎県)、朝鮮半島、中国に分布し、国内では寺院などに
植えられていることが多く、野生状態のものも自生かどうか不明のようです。
2.花: 7~8月、枝先に長さ15~40㎝の大型の円錐花序を出し、黄色の小さな花を多数つけます。
3.その他:果実は特長があり、長さ4~5㎝の三角状卵形で、果皮は洋紙質で風船のようにふくれます。
種子は直径7mmほどの球形で黒くてかたく、念珠などに利用されます。
ノリウツギ
1.分布:日本全土に分布し、日当たりのよい山野に生える高さ2~4mになる落葉低木です。
2.花: 7~8月、枝先に長さ6~30㎝の円錐花序をだし、小型で5弁の両性花多数と
その周囲に直径1~5㎝の白色ときに淡紅色の装飾花をつけます。
3.その他:果実は10月頃成熟し、種子には両端に尾状の翼があります。幹の内皮から
糊が作られます。
タイサンボク
1.分布:北米中南部原産。1800年代後半に渡来したと言われます。庭園や公園の主木、植え込み、とくに洋風の庭園に適する常緑高木です。
2.花: 5~6月、枝先に香気のある白色の大輪の花を開きます。花弁は通常6個、
雄しべは多数で花糸は紫色をしています。
3.その他: 大気汚染に強い。
ユリノキ
1.分布:北アメリカ原産。日本には明治初期に渡来しました。高さ20m以上になる落葉高木です。
2.花: 5~6月、枝先に直径5~6㎝のチューリップのような形の花をつけます。花弁は6個で基部に
橙赤色の斑紋があります。萼片は淡緑色で3個あり、そりかえります。
3.名前の由来: 属名の直訳「チューリップのようなユリの木」という意味する言葉に由来します。
ヒトツバタゴ(別名:ナンジャモンジャ)
1.分布:特異な分布で、本州(長野県、岐阜県、愛知県)、九州(長崎県対馬)に分布し、
高さ30m、直径70㎝に達する落葉高木です。
2.花:雌雄異株。5月、新枝の先に円錐花序をだし、白い花を多数つけます。
3.名前の由来: タゴはトネリコのことで、葉が単葉なので「一つの葉」の名がつけられました。
オオデマリ
1.分布:日本では非常に古くから栽培されている園芸品種で、高さ1~3mになる落葉低木です。
2.花: 4~5月、枝先に散形花序を出して直径5~6mmの小さな中性花をつけ、緑を直径3~4cmの白い装飾花が取り巻きます。白い手まりのような花序は、大きいもので直径12cmくらいあります。
カリン
1.分布:中国原産で、甲信越、東北地方に多く植えられている高さ6~10mになる落葉小高木~高木です。
2.花: 4~5月、短枝の先に直径約3cmの淡紅色の花が1個ずつ咲きます。花弁は5個です。
3.その他:樹皮は鱗片状にはがれ、葉は長さ4~8cmの倒卵形です。果実は長さ10~15cmの楕円形又は倒卵形で、10月越え鬼黄色に熟し、芳香があります。
果肉はかたくて渋みがあるので、生では食べられませんが、砂糖漬けや果実酒、薬用などに使われます。
キブシ
1.分布:北海道(西南部)、本州、四国、九州に分布し、山地や兵陵に生え、よく分枝して高さ3~5mになる落葉高木です。
2.花:3~4月、葉の開く前に前年伸びた枝の葉腋から長さ4~10cmの穂状花序を多数垂らし、長さ約7mmの鐘形の黄色の花を開きます。
3.特記事項:果実を五倍子(フシ)の代用として黒色に染料にするので「キブシ」の名があります。
雌雄異株です。
サンシュユ
1.分布:原産地は中国・朝鮮半島で、日本には江戸時代(享保年間(1716~1736年))に薬用として朝鮮半島から渡来しました。
2.花: 葉が開く前の3月、黄色い花を枝いっぱいに咲かせます。マンサクやレンギョウと並んで、黄色の花を咲かせる春の花木の代表格です。花は一つに見えますが、たくさんの花を4枝の苞葉が包んでいます。
従って、ヤマボウシなどと同じですが、ヤマボウシのように苞葉が花弁には見えません。
3.特記事項:真っ赤に熟した果実から種子を抜き、乾燥したものを山茱萸(サンシュユ)といい、これを煎じたものを強壮薬や腰痛、めまいなどの薬用にします。
マンサク
1.分布:本州(関東地方西部以西の太平洋側)、四国、九州に分布し、山地のやや乾いた斜面や尾根の林内に生育する落葉小高木で、高さ2~5mになります。
2.花:2~3月、葉に先駆けて前年枝の葉腋から出た短い柄の先に、黄色の花が数個まとまって咲きます。
花弁は長さ1.5cmほどの細長いひも状になります。
3.名前の由来:枝いっぱいに花を咲かせるので「豊年満作」からきたもの、また、早春に咲くことから「まず咲く」が訛ったものとする意見もあります。
4.その他:この他マンサクの仲間には、花弁が赤色のアカバナマンサク、花の基部だけが赤色のニシキマンサク、花弁が黄色で葉が丸みを帯びているマルバマンサク、花弁が橙黄色で基部がしばしば赤色のアメリカマンサク、花弁が黄金色で基部が紅色のシナマンサクなどがあります。
